【シェアリングエコノミー×IoT】スマートロックが未来の重要インフラに?

モノや場所、時間やスキルなど、有形無形を問わずさまざまなものをインターネット経由で共有する「シェアリングエコノミー」というビジネスモデルが注目を集めています。

近ごろでは、自動車を共有する「カーシェアリング」や、オフィススペースを何社かで共同利用する「シェアオフィス」など、さまざまなシェアリングサービスが展開されるようになりました。

今回は、こうしたシェアリングエコノミーのサービスに「IoT(モノのインターネット化)」製品を活用するメリットや、スマートフォンなどから鍵の開け閉めを行える「スマートロック」を利用したシェアリングサービスなどを中心にわかりやすくご紹介していきます。

シェアリングエコノミーとは

先述のとおり、シェアリングエコノミーとは、モノや場所、スキルや時間などのあらゆるサービスを不特定多数で共有する現代の新しい経済システムです。

昨今ではさまざまなシェアリングサービスがリリースされるようになりましたが、ここでは代表的な4つのシェアリングサービスをご紹介します。

オフィス

「シェアオフィス」とは、仕事の場所である「オフィススペース」の共有サービスです。

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自社だけではなく、いくつかの企業や事業者とオフィススペースを共同で利用するため、一棟まるごとのオフィス契約よりもコストパフォーマンスに優れている点が特徴です。

シェア畑(レンタル農園)

「シェア畑(レンタル農園)」とは、その名のとおり「畑や農園」の共有サービスです。

東京23区内などの作物の個人栽培が難しい都心部において、休日や仕事帰りの時間を活用して手軽に野菜や作物の栽培ができるとして、近年注目を集めているサービスになります。

バイクシェア

「バイクシェア」とは「自転車」の共有サービスのことで、しばし「シェアサイクル」と呼ばれることもあります。

一定間隔おきに設置されたサイクルポート(駐輪場)から、好きなタイミングで自転車を借りることができ、返却の際にも別のサイクルポートを利用できるため、いつでもどこでも自転車を借りることができます。

カーシェア

「カーシェア」とは「自動車」を複数人で利用するシェアリングサービスです。

バイクシェアと同様、各地に設置されたカーステーション(駐車場)から自動車をレンタルできるため、マイカーを持たない層でも時間と場所を選ばず、手軽に自動車を利用することが可能。

このほかにもペットシッターやベビーシッターなどの各種シッターシェアリングのサービスや、家事代行のハウスキーパーシェアリングなど、さまざまなシェアリングエコノミーサービスが存在します。

シェアリングエコノミーの鍵に関する課題

便利なシェアリングエコノミーサービスですが「さまざまな人」が「交互に利用する」という性質から、部屋や車などの鍵の管理に関しては、以下のような課題が挙げられます。

鍵の受け渡しの問題

まず、第一の問題としては、ゲストがサービスを利用するたびに鍵の受け渡しの問題が発生してしまうという点です。

いちいちゲストに手渡しで鍵を渡すという選択肢はあまり現実的ではありませんし、特定の場所に据え置いて(ロッカーやポストの中など)利用してもらう場合もあるでしょうが、鍵の盗難や不正侵入などのリスクを考えるとセキュリティの面では多少の不安が残ります。

セキュリティの問題

上述のとおり、物理的な鍵を利用する場合には、鍵の盗難や不正複製などのリスクも考えられます。

ロッカーや南京錠などの暗証番号で管理をしている場合には、第三者に暗証番号が知られてしまうと容易に侵入できてしまいます。また、定期的な暗証番号の変更も、施設が複数の場所に点在している場合には時間と労力を費やしてしまうでしょう。。

施設管理の問題

不特定多数が入れ替わり立ち替わりで利用するため、民泊やホテルなどの施設内における利用状況の把握がリアルタイムでできないという点もデメリットの一つです。

施設の不正利用などがあった場合には、その後のゲストの特定や追跡が困難となってしまいますし、利用履歴なども詳細な確認ができないため、施設管理が煩雑なものとなり余計な工数発生も招いてしまいます。

シェアリングエコノミーへのスマートロックの活用

スマートロックとは、スマートフォンなどのデジタルデバイスを用いて、インターネット経由で遠隔から鍵の解施錠を行うことができるアイテムです。

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では、スマートロックをシェアリングエコノミーサービスに導入することで、一体どのようなメリットがあるのでしょうか。

スマートロックを活用するメリット

スマートロックを設置することで、遠隔での鍵の開け閉めはもちろんのこと、鍵の締め忘れを通知してくれる製品や、オートロック機能に対応したものなど、さまざまなバリエーションで展開されているため強固なセキュリティを保つことが可能です。

また、多くのスマートロック製品は鍵の解施錠の状況をリアルタイムで確認できるうえ、入退室の履歴を自動的に保存してくれる機能なども備わっているため、管理運営の面においても大きな力を発揮してくれるでしょう。

スマートロックを活用するデメリット

インターネットを経由して鍵の開け閉めを行うシステムとなっているため、必然的にインターネット回線そのものが必要となる点はデメリットとして挙げられるでしょう。

また、急な停電やネットワーク障害などの際には機能を停止してしまいますので、そういった場合には物理的な鍵を用いて解施錠を行う必要があるなど、インターネット関連のトラブルには注意が必要となります。

まとめ

近年ではさまざまなスタイルのシェアリングエコノミーサービスが提供されるようになりましたが、共同利用というサービスの性質上、施設内における施錠管理の問題はつきものです。

スマートロックを導入することで、ユーザー側はより手軽かつ安全にサービスを利用することができるでしょう。

また、セキュリティの強化や業務の効率化というメリットも期待できるため、シェアリングサービスを提供している場合には、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。