宅配ボックスを選ぶときのポイントと注意点

宅配ボックスは荷物の受け取りをスマートに行うことができる上に、不在中も問題なく荷物を受け取ることができるとして、ネット通販の全盛期の今、生活に欠かせない便利なアイテムとなってきました。
そこで、新たにご自身で宅配ボックスを設置したいと考えている方も少なくないと思いますが、宅配ボックスをご自身で選ぶ際にはどのような点を確認したらよいのか、設置するときの注意点はどんなことがあげられるのか、知りたいという方も少なくないはずです。
今回は、宅配ボックスを検討中という方に向けて宅配ボックスを選ぶ時のポイントと注意点についてお伝えしていきたいと思います。
この記事の目次
宅配ボックスを選ぶ時のポイント
まず、宅配ボックスを選ぶ時のポイントからご紹介していきましょう。宅配ボックスを選ぶ時のポイントとしては主に下記の4点があげられます。
・宅配ボックスを設置するスペースの確認
・住宅に合わせて簡易タイプか工事設置タイプかを選択
・セキュリティと施錠の仕方の確認
・宅配ボックス以外の機能に注目
宅配ボックスを設置するスペースの確認
新築を建てる際は、宅配ボックスを設置する場所をあらかじめ作っておいて、そこへ設置してもらえば良いのですが、後付けとなりますと宅配ボックスを設置するためのスペースを確認して確保しなければなりません。
比較的小さいサイズの宅配ボックスでも、大体奥行きが30cmほどあり、大きいものですと80㎝ほどのものもあります。大小様々なタイプがありますのでまずはどこに設置するのか確認してから宅配ボックスの大きさを選ぶと良いでしょう。
住宅に合わせて簡易タイプか工事設置タイプかを選択
宅配ボックスは主に下記2種類のタイプに分かれており、それぞれ商品の特徴や設置方法なども大きく異なっています。
①簡易設置タイプ
工事が不要で置いたりワイヤーで固定するなどして簡易的に設置するタイプの宅配ボックスです。これは工事をして完全に取り付けるタイプと比べて、宅配ボックスごと盗難にあってしまう可能性があるなど少々防犯面に劣りますが、工事ができない賃貸住宅に住む方におすすめです。
②工事設置タイプ
続いて工事が必要な宅配ボックスです。アンカーボルトなどで床面にしっかり固定しますので、宅配ボックスごと盗難にあってしまう可能性や台風などで吹き飛ばされてしまうなどといった心配がありません。工事が必要ですので戸建て住宅の方におすすめです。ただ、工事費用などがかかる分、簡易設置タイプと比べて少々お値段が張る部分があるでしょう。
セキュリティと施錠の仕方の確認
簡易設置タイプは防犯面に劣るとご説明しましたが、セキュリティ性の高い宅配ボックスを選択すれば、考えられる犯罪を未然に防ぐことも可能です。
宅配ボックスのキーは様々で、簡易的な南京錠あプッシュ上のものから、機械式の暗証番号タイプやカードタイプ、自宅のキーのICチップを利用するもの、電気式でのタッチパネルをりようして開錠するタイプなどがあります。
設置タイプが簡易的であればあるほど、セキュリティ性の高い施錠タイプのものを選択するとよいです。簡易設置の宅配ボックスでは、暗証番号を設定するタイプのものが多いですが、見当をつけられて盗まれたりしないようこまめに変えることも必要です。しかしその際は変更した暗証番号を忘れない工夫もしっかりとしておきましょう。
宅配ボックス以外の機能に注目
宅配ボックスは、荷物を受け取るだけではなく、荷物の発送手続きが可能な宅配ボックスもあります。中にはクリーニングの発注を行うことができる宅配ボックスなどもあり、忙しい人にとっては更に便利に利用することが可能です。
また、宅配ボックス自体に防犯カメラ機能が搭載されていたり、印鑑が不要になる『押印機能』が搭載されていたりすることもありますので、宅配ボックス以外の便利機能にも注目して選ぶとよりよい生活を送ることができるかもしれません。
宅配ボックスを設置するときの注意点
不在時に荷物の受け取りができる宅配ボックスは非常に便利で、上記のポイントを抑えれば、今より更に便利な生活を送ることができそうですが、それだけでなく宅配ボックスを設置するときには下記の注意点もしっかり把握しておかなければなりません。
宅配ボックスのサイズに注意
宅配ボックスで受け取ることができる荷物の大きさや個数には限界があります。そのため、受け取り頻度が高い荷物の大きさに合わせて宅配ボックスを選ばなければなりません。あまりに大きい宅配ボックスを奮発して購入しても、大きな荷物を届けてもらう頻度が低ければ『小さいものでも良かったのでは?』となってしまいます。小さい宅配ボックスを設置して、大きいものは直接受け取るという方法もあるので荷物のサイズ感と宅配ボックスのサイズ感はしっかりと検討する必要があるでしょう。
宅配ボックスを設置する場所に注意
また、宅配された荷物を家に入れやすいようにとドアの開口部付近に宅配ボックスを設置したいという方も少なくないかと思いますが、宅配ボックスが邪魔になってドアが仕様できなくなるといったことも考えられますのでボックスとドアの可動範囲を確認することも重要です。
宅配ボックスで受け取りができないものもあるので注意
宅配ボックスを設置すれば、すべてのものを宅配ボックスで受け取ることができるというわけではありません。例えば、『生鮮食品』や『貴重品』は宅配ボックスでの受け取りは不可です。その他宅配ボックスでの受け取り不可対象品を多く設定している配達業者もありますので、注意しましょう。
まとめ
以上が、宅配ボックスを設置するときのポイントと注意点でした。
近年オートロックを採用した分譲マンションなどを中心に普及しつつある宅配ボックスですが、インターネット通販の利用者が増えていることや、共働きで自宅にいる時間が少ない家庭も多くなってきていることから、賃貸住宅や戸建て住宅に個人で宅配ボックスを設置する方も増えてきています。もしかすると近い将来、郵便受けと同じようにすべての住宅に宅配ボックスが設置されるようになるかもしれません。
ただ、後付けをする際や個人で設置する際、賃貸物件に設置する際は今回ご紹介した内容を踏まえて効果的な設置をすることが大切です。
スマロッカーでは宅配ボックスに関するお問い合わせを随時受け付けておりますので、ご興味のあるかたはぜひ弊社までお問い合わせください。