置き配を利用するときの注意点と、各宅配業者ごとの利用方法について

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、ECサイトの利用が増えたという方や、ECサイトで注文したものを非対面での受け取りができるよう、宅配ボックスの設置を検討しているという方も多いのではないでしょうか。

そうした中、各宅配業者が対応を進めているのが『置き配』というサービスです。置き配とは、自宅の玄関や自転車のかご、メーターボックスの上などの場所を指定して、宅配物を非対面で受け取ることができるサービスで、コロナウイルスの感染対策や、非対面での受け取りができるサービスとして、注目を集めています。

ところがこの、置き配サービスは各宅配業者によって利用方法や規約が変わってくるのをご存知でしたか?本記事では、各宅配業者の置き配サービスについて利用方法や注意点をまとめましたので、置き配に関する疑問がある方はぜひ参考にしてください。

置き配が利用できる宅配業者・ECサイトについて

そもそも、置き配とはAmazonが2018年に始めたサービスで、当初はAmazonで注文した商品のみ、置き配を利用することができるというものでした。要は、Amazonで商品を注文した際に、『置き配指定』という項目を選択し、コメント欄に指定場所を記載することで簡単にその場所に届けてもらうことができるのです。

しかし、最近ではコロナウイルスの感染拡大の影響により郵便局を含む各宅配業者もAmazon以外での注文品の配達時においても、置き配が利用できるようサービスの幅を拡大しています。

置き配が利用できる宅配業者

現状で置き配が利用できる宅配業者は下記の宅配業者です。

①ヤマト運輸

②佐川急便

③日本郵便

④デリバリープロバイダ

⑤楽天エクスプレス

置き配に対応しているECサイト

続いて、置き配に対応しているECサイトは主に下記のECサイトになります。

①Amazon

  • 注文時、配達の通知、配送状況確認画面、注文画面で「置き配」サービスを選び、配送希望場所を記入
  • 初期設定では、置き配指定がされており、置き場所が玄関
  • 置き配指定は、Amazon.co.jpが発送し、一部のデリバリープロバイダのみ対象
  • primenowの場合、冷凍・冷蔵食品や高額商品などの一部の商品を除き、宅配ボックスや自宅の玄関などで利用可能

②楽天市場

  • 問い合わせ番号から配達場所を指定可能
  • 玄関扉の前、ガスメーターボックス、自転車のカゴなど指定可能

③TSUTAYA

  • サイト上で登録した配送先へのポスト投函

④ASKUL

  • 深夜早朝の時間帯を1時間単位から指定可能(6~10時、21~24時)
  • 配達当日に指定した予定時間を、LOHACOアプリのプッシュ通知、および、メールで通知
  • 届く10分前にLOHACOアプリのプッシュ通知で通知
  • LOHACOアプリ・LOHACO Webサイトで、配達日時の変更および再配達の依頼が可能
  • 配達当日にLOHACOアプリ・LOHACO Webサイトにて、商品受け取り時のドライバーへの4つの依頼(「宅配ボックスで受け取る」、「置き場所を指定して受け取る」、「ダンボール回収をしてもらう」、「お届け直前に電話をもらう」)が可能

⑤FANCL

  • 配達場所を一度登録すると(登録の変更や住所の変更がない限り)自動的に毎回、同じ置き場所へ届く
  • 置き場所を第2候補まで選べる
  • 登録の置き場所へ届かなかった場合、「チャイムを鳴らす・鳴らさない」を選べる
  • 玄関前、宅配ボックス、自由に指定、自転車のカゴ、物置、車庫、ガスメーターボックスなども可。但し、オートロックマンションでは立ち入ることができない場所があるので注意
  • 代引、登録先以外、贈答用、配達日指定、時間帯指定の場合は不可
  • 冷凍品や生物、予約販売品や受注生産商品の場合は利用不可

各宅配業者における置き配の利用方法

ただし、置き配の利用方法は各宅配業者によって変わる場合があります。ここからは、各宅配業者ごとに置き配の利用方法を解説していきますので是非参考にして下さい。

ヤマト運輸

上記に解説したECサイト上以外でのECサイトで商品を注文し、置き配の指定をあらかじめ行っていない場合は、自動的に置き配の対象となることはありません。

上記ECサイト以外での注文時にも置き配を利用したい場合は、ヤマト運輸の公式会員サービス『クロネコメンバーズ』に登録し、事前にお届け通知が来たら、そこで初めて『置き配』の指定ができる仕組みとなっています。

佐川急便

佐川急便も同様で、ECサイト上以外でのECサイトで商品を注文し、置き配の指定をあらかじめ行っていない場合は、自動的に置き配の対象となることはありません。

ただ、佐川急便では現状「指定場所配送サービス」の個別契約を結んだ場合のみ置き配を利用することが可能というシステムになっています。なお、指定場所に荷物を届けた際、佐川急便のセールスドライバーが配達状態を撮影します。

しかし、

  • 飛脚宅配便
  • 飛脚航空便
  • 飛脚ジャストタイム便

の三つの荷物のみ対象です。

佐川急便公式ページ

日本郵便

続いて、日本郵便の場合も佐川急便と同様に、『指定場所配達依頼書』を提出することで置き配サービスを利用することができるようになります。書き留めやセキュリティサービスゆうパック、生鮮食品を除いた宅配物を郵送する際に利用することが可能です。

ただし、この場合も、あらかじめ置き配での受け取りを希望していなければ、受取人に断りなく宅配業者が荷物を置いて帰ってしまうということはありません。

日本郵便公式ページ

置き配を利用するときの注意点

ここまでの解説で気が付いた方も多いかもしれませんが、あくまでも置き配はECサイトでの注文時に置き配を指定することで利用でき、それを指定していない限り自動的に置き配の対象になるわけではないということです。ただ、例外なのは、再配達の通知が入っていた場合は再配達の依頼の際に置き配の指定ができるという点でしょう。

便利なサービスではあるものの、すべての場合に利用することができないというのが難点です。

また、置き配はいわゆる外にそのまま置きっぱなしにしてもらうことですので、盗難のリスクがあることも注意しておかなければなりません。もちろん生鮮食品や代引きの荷物なども受け取ることができないので、ご自身が注文したものが、置き配に対応しているモノなのかというところも確認しておく必要がありそうです。

まとめ

本記事では各宅配業者ごとの置き配の利用方法について解説いたしました。注文時に置き配の指定ができるECサイト、まだ対応していないECサイトがあることや、佐川急便や日本郵便については置き配の指定配達依頼書の提出が必要なことなど、確認しておかなければならない点がいくつかあります。

また、置き配は非常に便利なサービスではありますが、盗難などのリスクを伴うサービスでもありますので、しっかりしておくことが重要であるといえるでしょう。その点、宅配ボックス等を利用して荷物の安全を守るのも一つの手です。