宅配方法が変わる?消費者参加型の「MACHI ECO便」で地域活性化になるか?

ネスレ日本と佐川急便は、地域の店や人にネスレからの荷物を預けたり、配達をお願いできる新たな宅配サービス「MACHI ECO便」を10月1日から開始しました。2018年11月現在、東京の6区(港区・品川区・千代田区・中央区・新宿区・渋谷区)と、大阪4区(北区・中央区・福島区・此花区)でサービスが始まっています。この「MACHI ECO便」とは一体どのようなサービスなのでしょうか?

再配達で商品が値上がりする?

皆さんはネスレ日本の「ネスカフェアンバサダー」というコーヒーメーカーをご存じでしょうか。この「ネスカフェアンバサダー」は、機械の使用料0円で1杯約20円から、本格的なコーヒーやドリンクが楽しめるサービスです。2018年現在、定期購入者は90万人に上る人気のサービスでもあります。「ネスカフェアンバサダー」の機械は何度も利用できますが、専用のコーヒーカートリッジは消費すればストックはなくなります。なくなったコーヒーカートリッジを注文した場合、自宅までカートリッジが届けられます。

しかし通常の荷物と同様に、自宅に誰もいなかった場合、翌日以降に再配達されます。日本が抱える大きな問題である「再配達」は、往復するトラックから出る排ガス(Co2など)は地球温暖化の原因であるとされ、更に宅配業者の人員不足も問題になっています。このように再配達が増えることで、各宅配業者は配送力の強化のためにも、送料を値上げするといった対策を行ってきています。

ネスレ日本でも、2017年までは某宅配会社に商品の配送を委託してきたそうですが、大口顧客であるAmazonへの配達業務が集中したことにより、別の業者へ委託先を変更しました。しかしネット通販の需要が伸びたことで、宅配業者の配送力が追いつかなくなり、結果的に送料のコストも上昇していきました。いずれは送料だけでなく、定期購入などの費用も値上がりしてしまう可能性も少なくありません。

そして、こうした問題を解決するために「MACHI ECO(マチエコ)便」が誕生したのです。

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MACHI ECO便のシステムとは?

 

ネスカフェアンバサダーからコーヒーカートリッジを注文したとき、今まではネスカフェ日本はカートリッジを宅配業者に委託し、宅配業者が自宅にトラックで配送していました。しかしMACHI ECO便は「ECHO HUB(エコハブ)」と呼ばれる、ネスレから委託されたユーザーがポイント。このエコハブユーザーの周囲にある家庭や、オフィスで注文されたカードリッジが、まとめてトラックでエコハブに送られてきます。

エコハブユーザーは、荷物を「徒歩や自転車で配送する」「自宅で商品を手渡す」「ネスレ日本から借りた宅配ロッカーを設置して商品をしまう」といった方法が選べます。この作業を行うことで、エコハブユーザーはネスレ日本から謝礼金を受け取る仕組みになっています。

一般ユーザーは、ネスレ日本のサイトで購入した商品について、近所のエコハブを利用するかどうか選択できます。取り扱う商品は「ネスカフェアンバサダー」や「ネスレウェルネスアンバサダー」など、基本的にウェブサイトで定期購入するものが対象になりますが、自分のニーズに合った配達方法や場所が選択できるのはありがたいですね。注文した一般ユーザーが、エコハブまで取りに行った場合には、商品から5%の割引が受けられます。ユーザーは健康のため・お財布のため・そしてエコのためにも、エコハブまで歩くことをオススメします。

なお配送にはダンボールを一切使用せず、サービス利用者にはオリジナルのエコバッグを提供するなど、エコに特化したサービスもあります。

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まとめ

現在「MACHI ECO便」は、首都圏のごく一部のみで行っているサービスですが、ホームページでエコハブになってくれる方を募集しています。今後は規模を拡大し、参加企業も募っていく予定ですので、いずれ全国規模で募集が行われるでしょう。

今後はネスレ日本の商品に加えて、ファンケル、ルピシアといった化粧品メーカーの商品も順次対象となる予定です。エコハブの仕事が増えれば、報酬の額もあがって行くと思いますので、ちょっとした副業としてもやりがいが出てくると思います。

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