日本版Amazon Keyになる?ライナフの新しいプロジェクトとは

アメリカでサービス開始が発表され、不在時でも自宅の中に荷物を入れてくれるサービスとして、「Amazon Key」が世界的に大きな話題となったことは記憶に新しいかと思います。しかし今回、不動産活用のためのスマートロックサービスを開発している、株式会社ライナフが、宅配や家事代行サービスを提供している5社と提携して、日本初となる「サービスが入ってくる家」プロジェクトを、2018年2月下旬より開始すると発表しました。

日本版の「Amazon Key」となるのか、画期的なこのプロジェクトについて調べてみました。

「サービスが入ってくる家」プロジェクトが発足した背景

近年、日本における世帯構成が変化しており、夫婦と子供で構成されていた世帯よりも、単身世帯の方が高い割合を占めるようになりました。さらに最近では、夫婦共働きで子供を持たない「DINKS(Double Income No Kids)」と呼ばれる世帯も増加してきています。

こうした変化が起こると同時に、インターネットやスマホの急速な普及により、買い物もインターネット上で行って自宅に届けてもらう宅配サービスや、家事代行サービスなどの需要が高まってきています。ただし現実問題として、単身者や共働きの家庭は、日中家にいることがほとんどないため、荷物の受け取りや代行サービス訪問時の鍵の受け渡しなどが出来ない状況。これにより荷物をその日に受け取れず、後日依頼する再配達対応が増え、社会問題の1つとなっています。

こうした社会背景から、日本の生活スタイルにより柔軟性が求められるようになりました。ネットワークやテクノロジーを駆使して、利便性の高い住まいを提供するため、今回のプロジェクトが立ち上がったとのこと。

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「サービスが入ってくる家」プロジェクト概要

今回発表された『「サービスが入ってくる家」プロジェクト』とは、IoT製品を活用し、入居者が不在であっても、荷物の宅配や家事代行をはじめとしたサービスが、家の中に入ってくることを実現するものです。

使われるスマートロックは、株式会社ライナフが提供するスマートロック「Ninja Lock」や、オートロックに取り付けるスマートエントランス解錠システムの「Ninja Entrance」。プロジェクトの第1歩として、東京都大田区にある賃貸マンション「ジニア大森西」にて、共有エントランスに「Ninja Entrance」を、全36室に「Ninja Lock」を設置しました。

宅配業者や家事代行サービスが、自宅を訪問した際に鍵を開けるのは、専用のコールセンタースタッフ。訪問したスタッフが、コールセンターへ連絡すると、オペレーターが予約状況を確認し、スタッフへ本人確認質問を行ったのち、インターネット経由で鍵の開け閉めを行います。

また入居者は、スマートフォンの「Ninja Lock」専用アプリから、自宅のドアの開閉履歴を確認することができます。さらにセキュリティ強化のため、玄関の人の出入りをスマホアプリから確認できるクラウドカメラ「Safie(セーフィー)」で撮影。室内にも錠前付きのドアが設置されています。

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提携サービス・企業

現時点で提携しているのは、以下の5社。家事代行やハウスクリーニングの他、生鮮食品の配達や買い物代行など、忙しい方には助かるサービスが利用可能です。

◆宅配サービス

・palsystem(パルシステム):生活協同組合パルシステム東京

食材や日用品を、配達時に玄関先まで配達します。

・lenet(リネット):株式会社ホワイトプラス

宅配クリーニングサービス。クリーニングの終わった衣類を、玄関先までお届けします。

◆各種代行サービス

・honestbee:honestbee株式会社

生鮮食品の買い物代行。代わりにスーパーなどで買い物をして、不在時に玄関先へ配達します。

・タスカジ:株式会社タスカジ

ハウスキーパーによる家事代行サービス。鍵の受け渡し不要で、不在時でも家事を代行。

・Bears(ベアーズ):株式会社ベアーズ

ハウスキーピングや料理代行などの、家事代行サービス。鍵の受け渡し不要で、不在時でも家事を代行。

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株式会社ライナフとは

ライナフ

プロジェクトを提案した株式会社ライナフは「不動産に確かな価値」を企業理念として、不動産向けのIoT製品の開発・販売を行っています。スマートロックが普及し始めた初期から発売している「Ninja Lock」や、マンションのオートロックに対応した「Ninja Entrance」、これらを活用した内覧予約システム「スマート内覧」や貸会議室予約システム「スマート会議室」など、シェアリングエコノミー事業まで、幅広く展開しています。

「サービスが入ってくる家」プロジェクトでは、在宅が必要だったり鍵の受け渡しが必要だったりしていた各種宅配サービスと、IoT製品を組み合わせることで、入居者の生活の質と物件の付加価値の向上を目指すとしています。

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まとめ

今回のプロジェクト場所となっているマンションは、新築の賃貸マンションですが、利用する「Ninja Lock」や「Ninja Entrance」は、既にある扉やエントランスにも後付けで設置が出来るため、今後は既存の建物であっても対応できるようにしていくとのこと。

仕事が終わってから、食材の買い物に行き、夕飯の支度をするのはとっても面倒。特に単身者や夫婦だけの家庭だと、面倒になった結果、出来あいのものを食べたり、洗濯物が貯まってしまったり。

こうしたお困りごとを解決してくれるサービスがあるのは、助かりますね。しかも専用サポートセンターで施解錠は管理してくれ、室内ではクラウドカメラ、自分でもスマホアプリで確認できるので、セキュリティもバッチリ。ますます増えていくであろうシステムなので、今後も大注目です!