九州電力が、スマホアプリで解錠する宅配ボックス設置を目指す!

九州電力は8月22日、高性能なスマートフォン制御型宅配ボックス「VOX」を、認証技術のベンチャー企業「マッシュルーム(東京都品川区)」と共同開発し、福岡市内で実証実験を開始すると発表しました。

宅配ボックス「VOX」とは?

https://mashroo.me/#vox

宅配ボックス「VOX」は、宅配業者が宅配ボックスをアプリで解錠して荷物をお届け、宅配ボックスに荷物が届くと、事前に登録したスマートフォンアプリに配達の通知が届きます。利用者は、スマートフォンを持って宅配ボックスに近づくと、Bluetoothでスマホを検知し、自動で宅配ボックスが解錠される仕組みです。

この技術は、マッシュルームが開発した双方向通信認証技術で、事前に設定した受取人を特定したり、その人しか解錠できないようになっていたりと、プログラムされています。2018年9月から2019年2月にかけて、福岡市内の計300ヶ所に設置される予定で、宅配ボックスによる再配達削減や課題などを検証し、宅配ボックスによる収益モデルを探る検証を行います。

福岡市の実証実験プロジェクトについてはコチラ

「宅配ストレス」の解消をめざして

現代はインターネットが各家庭にも普及し、ネット通販やオークションサイトなどが増える一方、そこで購入した宅配便の受け取り方法のバリエーションが少ないのが現状です。多様化する犯罪への不安から、面識がない宅配業者と対面して受け取る方法にストレスや不安を感じる人も多く、また宅配が届くために外出の時間を制限させられるといったストレスなどが増えてきています。

もちろん配送する側としても、ネットショッピングの普及で宅配便が増えることや、単身世帯や共働きの家庭が増えたことによる、再配達の増加などによる深刻な人手不足が問題になっています。この利用者側のストレスと、宅配業者の人員不足による長時間労働などが悪循環を繰り返すことで、結果的に宅配便の送料値上げや当日配送の撤廃などに繋がっています。こうしたストレスを「宅配ストレス」といい、この宅配ストレスをどうやって減らしていくかが現代社会の課題でもあります。

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再配達問題は一人一人が向き合うべき問題

「再配達問題」は、宅配業者や利用者の問題だけではなく、地球環境にも悪影響を及ぼす問題です。商品をインターネットなどで注文した際、倉庫から配送センターまでは大型トラックで届きます。配送センターから個人宅まで、配送トラックが行き来する区間のことは「ラスト1マイル」と呼ばれ、再配達が増えると、この「ラスト1マイル」を何度も往復することになります。これにより、配送トラックによる温室効果ガス(Co2)の排出量は増え続けてしまいます。

平成30年4月度の国土交通省調べでは、宅配便の再配達率は約15.0%。もしその分の再配達がなくなれば、配送トラックから排出されるCo2ももっと削減することができます。

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まとめ

今、個人レベルで出来る再配達防止策として最も効果があるのが、宅配ボックスの利用です。最近では街中で荷物が受け取れる「宅配ロッカー」も増えており、最寄りの駅やコンビニ、スーパーなどに設置されているのを見かけるようになりました。

またマンションだけでなく、戸建用の宅配ボックスも、各企業がどんどん発表しており、らスマートフォンと連動して荷物の到着を知らせるなど、便利な機能が付いた商品が発売されています。

トラックの排出する温室効果ガス(Co2)は、地球温暖化の原因でもあります。空気中の二酸化炭素濃度が高まることで、気温が上昇すると、これにより海水の温度を上昇させ氷河や氷山を溶かし、台風を大きくするなど深刻な影響を与えます。あなたが再配達を減らしていく事で減るCo2は、大きな地球からすると微々たるものかもしれません。しかし100人、1000人、1万人と、多くの人が再配達をなくすことで、改善することが可能です。

私たちの地球を守るためにも、国土交通省や環境省をはじめ、民間企業や地方自治体、そして我々一人一人がこの問題に向き合っていかなければいけませんね。

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