オートロックでも置き配を可能にする方法はある?

新型コロナウイルスの影響により、対面で受け取らなくても荷物が届く「置き配」の需要が増えています。しかし置き配は、原則としてオートロックでは利用できません。お住まいのマンションなどがオートロックの場合、置き配は利用できないのでしょうか。

実はオートロック物件でも置き配を可能にする方法があります。今回はオートロック物件にお住まいでも置き配サービスを利用する方法を、ご紹介させていただきます。オートロック物件にお住まいの方は、ぜひ参考にしてください。

オートロックは置き配に対応できない?

「置き配」は宅配ボックスや置き配バッグなど、指定の場所に荷物を配送してくれる便利なサービスです。不在時はもちろん在宅時も対応可能で、直接顔を合わせなくても荷物の受け取りが可能です。もともと便利なサービスですが、コロナウイルスの影響が心配される昨今では、ますます需要が高まっているようですね。

 

置き配は便利なサービスですが、オートロックマンションでは配達員が自由に建物の中に入れません。誰でも入れるスペースに宅配ボックスなどが置いてあれば利用できますが、そうでない場合には難しくなります。受け取り場所を工夫するなどすれば、オートロック物件や宅配ボックスがないマンションでも置き配サービスを利用ができるでしょう。

オートロックでも置き配を可能にする方法

お住まいの物件がオートロックのマンションやアパートの場合、以下のような方法を使えば置き配サービスの利用が可能となります。

スマートロックでスマホに通知

2020年2月、神奈川県川崎市のオートロックマンションにおいて、置き配サービスの拡大について検証する実証実験が行われました。物件のエントランスにオートロック向けスマートロック「bitlock GATE」を設置し、居住者が人・時間・回数などを制限付きで許可できるようにしました。bitlock GATEは居住者不在でも配達員や家事代行スタッフがデジタルキーを使って、オートロックのエントランスを開錠できるスマートロックシステムです。

実験ではエントランスにbitlock GATEに対応するタブレット端末が配置され、商品を届ける時に限りタブレット操作で内部に入れるという仕組みです。またYperの簡易宅配ボックス「OKIPPA」も設置され、置き配サービスの可能性が検証されました。

アプリを活用する

「kit HOME ENTRANCE」というサービスを利用すれば、オートロックの物件でも玄関前に荷物の配送が行えます。以下のような手順で配達が行われるので、外出していても問題ありません。

・配達員がエントランスに入り、部屋番号を入力する。

・スマホに通知が来る。

・スマホの操作でオートロックを解除できる。

スマホに通知が来たら会話も可能です。インターホンで相手の顔を見ながら会話する感覚に近いでしょう。もちろん家の中には入れないので、セキュリティ面でも安心です。家の親機には訪問者履歴も残されるので、いつでも好きな時に確認できます。ただし2020年5月時点では実験段階であり、一般販売には多少時間がかかると予想されています。

「kit HOME ENTRANCE」を利用する際には、「OKIPPA」というサービスとの併用がおすすめです。OKIPPAとは玄関前に設置できる簡易宅配バックです。鍵も付いているので安心して置き配サービスを利用できるでしょう。ただし冷蔵、冷凍の機能はついていないので注意してください。

OKIPPAは現在普及している宅配ボックスと異なり、常時スペースを必要ありません。最大容量は57ℓですが、使用しない時には折り畳みも可能なので邪魔になりませんね。手軽かつ簡単に設置・撤去が可能となります。

セキュリティ面ではkit HOME ENTRANCEのアクセス制御により、強化することが可能です。同意なく荷物を置いていかれるのが嫌な場合も、スマホでの遠隔応答によって簡易宅配ボックスでの受取が依頼できます。二つのシステムとアプリを活用することによって、より安全性が確保できるでしょう。

2019年11月25日には「kit HOME ENTRANCE」と「OKIPPA」の実証実験が行われました。システム連携の技術検証および、入居者不在時に配達員が来訪した場合を想定した簡易配送の運用検証です。このようにスマートロックやスマホ通知を活用し、さまざまな方面からオートロック物件での置き配サービス拡充の動きが高まっています。

指定場所を工夫する

前述したアプリやシステムが利用できず、配達員がオートロック内に入れない場合もあるかと思われます。そんな時は、誰でも出入り可能な場所を指定すれば置き配サービスが利用できますよ。オートロック物件の場合、以下のような場所を指定すれば置き配の利用が可能となります。

・駐輪場の自転車のカゴ

・建物内の受付

ただし駐輪場は雨風の影響を受けやすいので、荷物の濡れや破損を避けたい場合にはおすすめできません。また誰にでも入れるスペースだと、盗難リスクもありますよね。これらのリスクを軽減するのであれば、建物内の受付がおすすめです。天候や荷物の大きさに左右されず、盗難リスクも低いのでもっとも安全に利用できるでしょう。

コンビニ受け取りを活用する

厳密には置き配サービスとは異なりますが、お近くのコンビニを配達場所に指定するのも一つの方法です。再配達を依頼する手間もなく、確実かつ安全に荷物を受け取れます。コンビニに荷物が届くとメールなどで通知が送られてくるので、早めに取りに行きましょう。商品到着メールから7日以内に取りに行かないと、キャンセル扱いになってしまうので注意してください。また荷物を受け取る際には、レジでお問い合わせ番号と認証番号の2つの認証キーが必要となります。こちらもメールに記載されているので、紛失しないよう気をつけてください。

オートロックで置き配を活用するメリット

オートロック物件で置き配を利用する最大のメリットは、やはり不在時に荷物が受け取り可能なことではないでしょうか。指定場所に荷物が届けば配達完了となるので、対面でのやり取りやサインが必要ありません。日中不在にしがちな方や、コロナウイルスの影響でなるべく人との対面を避けたい方におすすめのサービスです。再配達を依頼する手間もないので、ストレスなく荷物を受け取れますね。

ネットショッピングで有名なAmazonの置き配では、配達完了時に届けた場所の写真を送付してくれるサービスも提供しています。確実に配送されたと写真付きで確認できるので、トラブルを未然に防止できます。宅配業者としても再配達にかかる人件費や運送費が軽減できるので、顧客・業者どちらにとっても無駄がない方法だと言えるでしょう。

オートロックで置き配を活用するデメリット

オートロックで置き配を利用する際にデメリットとして留意しておきたいのが、商品の盗難・紛失・破損です。置き配は直接的に荷物の受け渡しを行わず、指定された場所に届けるという配達方法です。その為家族以外の人目に触れることも多く、セキュリティの甘い場所では盗難被害に遭うかもしれません。

2020年5月時点でもっとも安全性が高い方法は、コンビニでの受け取りをおすすめします。建物内受付を利用して、物件の管理人さんに預かってもらうのもいいですね。常に職場にいるという場合には、会社に荷物を届けてもらうという方法もありますよ。

まとめ

今回はオートロック物件でも置き配サービスを利用する方法を紹介しました。

ライフスタイルの多様化により、置き配の需要は年々高まっています。とくに今年は新型コロナウイルスの影響もあり、ますます注目されているようですね。こうした世相もあり、オートロック物件における置き配の実証実験サービス各地で行われるようになりました。今まではオートロック物件では置き配に対応できないというのが一般的でしたが、今回紹介したシステムやアプリが普及すれば、状況は劇的に変わっていくでしょう。

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