再配達不要でコスト削減!増える宅配ボックス

近年、宅配便の再配達が大きな問題となっています。受取人不在で再配達になることで、トラックから排出される二酸化炭素の増加による環境問題、運送会社へのコスト増加による負担が大きくなっており、慢性的な人手不足に苦しむ運送業界をさらに悩ませています。ネット通販などの増加により、配達料が増えているにも関わらず、日中不在の世帯が増えたことで再配達は増える一方となっています。全体の2割が再配達となっている状況を打破するために、注目を浴びているのが「宅配ボックス」です。

宅配ボックスとは

宅配ボックスとは、受取人が留守の際に宅配便や郵便物の受取を代行するロッカー型の設備のことを言います。配達時に留守だったとしても、荷物を受け取ることができるため、仕事で帰宅が遅くなかなか受け取れない人や、ネット通販利用者には便利な設備となっており近年そのニーズは高まってきています。これにより、最近はマンションの共用設備として設置する新築物件も増えており、入居率の向上に一役買っている機能と言えます。

どんなところで使われる?

集合住宅(マンション・アパート)

2000年頃から国内で普及し始めた宅配ボックスは、主に集合住宅に設置されていることが多いです。2000年以降に建てられた大きいマンションなどには、宅配ボックスが設置されているところも多い。宅配ボックス付きマンションというと、どうしても高級マンションの印象がかつては強くありましたが、最近では1人暮らし用のマンションやアパートでも設置されることが増えています。宅配ボックスが設置してあることで、入居率もあがり欲しい設備ランキングなどでもベスト5に入るほどになっています。

戸建住宅

集合住宅と比べ、誰かしらが自宅にいる可能性の高い戸建住宅では、価格面や設置場所の問題もあり、宅配ボックスが設置されることは少なかった。しかし、最近では防犯意識の高さなどから設置を希望するユーザーも増えており、戸建住宅用の小型宅配ボックスが数多く登場し始めています。

宅配ボックスの主な種類

現在主流となっている宅配ボックスには、大きく分けてオフラインで使う旧式のものと、オンラインを通して遠隔管理されているものの2種類があります。

暗証番号を受け渡し!ダイヤル式のオフライン宅配ボックス

現在も多くのマンションで利用されているのが、比較的安価で設置できるこのタイプです。宅配業者はロッカーのような宅配ボックスに荷物を入れて、4桁の暗証番号を設定します。宅配ボックスには印鑑の入っているポケットや、捺印装置が付いているものがあるので、宅配業者はそれを使って受け取りのサインとします。荷物を入れた宅配業者は、受取人の郵便ポストに宅配ボックスに荷物を入れた旨、暗証番号を記載した不在票を投函して帰ります。受取人は、郵便ポストに入っている不在票に書かれた暗証番号を入力して荷物を受け取る仕組みです。

しかし、宅配ボックス初期からのシステムのため、暗証番号をポストから盗まれる可能性や、すぐに満杯になり長期滞留しても記録を取るシステムがないため、管理会社の対応が難しいなどの懸念がある。

カードキーやICカードで解錠!オンライン方式の宅配ボックス

近年のデジタル化に伴い、宅配ボックスもオフライン方式のデメリットをカバーするようにオンラインで管理された宅配ボックスが登場しています。最近建設されたマンションなどでは、このタイプが設置されていることも多くなっています。このタイプは、オンラインでコントロールセンターと繋がり、ロッカーの利用状況や異常事態などを常に管理しています。マンションの戸数分ボックスが設置されることもあり、各自がカードキーなどを使って解錠を行います。24時間体制でサポートしているところもあるので、深夜にカードキーを紛失したり、トラブルが起きたりしても遠隔で開けてもらうことも可能となっています。オンラインで管理しているため、宅配ボックスに荷物が届いたらメールなどで通知されるなど、長期滞留の心配もなくなるようなシステムになっています。

まとめ

これまでは新しいマンションなどに設置してあることが多かった宅配ボックスですが、再配達問題や防犯上の観点から戸建でも設置する家庭が増えているようです。確かに宅配便を装って、ドアを開けた矢先に襲われるなどの事件も増えており、むやみにドアを開けずに済む宅配ボックスは便利かもしれません。

意外と知らない宅配ボックスのアレコレから最新の宅配ボックスまで、スマロッカーではこれからも幅広くご紹介していきます。