都心で利用者続出!スマートロックが欠かせないシェアサイクル事業とは!?

IoT化がどんどん進んでいく中、さまざまなモノがネットワークを介して繋がるようになってきました。スマートロックなどの自宅の鍵や、Google Homeなど室内の電化製品をそれぞれのリモコンではなくGoogle Homeに呼び掛けることで、これ1つで操作が可能になるなどますます広がりを見せています。中でも自宅の鍵やオフィスの入退室管理に使われるスマートロック、物理的な鍵が必要なく一時的な鍵のシェアや出入りの管理ができるなど、個人・法人ともにとても便利なアイテムの1つです。

最近では、こうしたスマートロックを自宅ではなく、自転車や他のサービスにも使われることが増えてきました。個人では、高額なロードバイクなどを守るため、センサーやGPS機能のついた自転車用の鍵を取りつけて、盗難やいたずら防止に大きな効果を与えています。最近では、とある急成長サービスにもスマートロックが活用され、その便利さから多くの方が利用するようになってきたとのこと。ではそのサービスとは一体何でしょうか。

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海外では一般的?シェアサイクル

「シェアサイクル」というサービスをご存知でしょうか。シェアサイクルとは、他の人と自転車を共有(シェア)することで、お互いが必要なタイミングで自転車を利用することです。既にフランスやアメリカ、中国などでは一般的に広まっているサービスであり、日本でも都市部を中心に全国的に広がりを見せているサービスです。これまで自転車というと、個人で所有して、必要に応じて家族や友人に貸すことがあるということはありましたが、これが地域や企業により事業化することにより、どんな人でも使えるようになりました。

シェアサイクルを利用する仕組みは、街中に貸し出し用の自転車が置いてある拠点がいくつもあり、利用者はそこから必要な時に借りて、使ったら返却します。返却時は、借りたところに必ず返さないといけないことはなく、最寄りの拠点に返却してもよいので便利です。同じシステムですが、自転車シェアリングやコミュニティサイクルといった呼ばれかたをすることもあります。

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シェアサイクルとスマートロック

シェアサイクルの利用には、ICカードやスマホを使ったスマートロックが多く使われています。利用者は専用アプリなどで、自転車の置いてある拠点を探し、空いている自転車があればそのまま予約ができます。アプリでタップして自転車を借り、返す時は駐輪スペースに停めるだけでとても簡単。また利用中に自転車を停めておく際は、専用アプリを使って施解錠できるなど、スマートロックの機能が活かされています。シェアサイクルのほとんどにGPS機能が搭載されているため、アプリを使って自転車がどこにあるか把握でき、万が一盗難にあっても自転車を探すことができるため安心です。シェアサイクルの利用方法は、各事業者で違うため、使っているシステムによってはアプリではなくQRコードなどを利用しているところもあるようです。

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続々拡大中のシェアサイクルサービス!

東京都の自転車シェアリング広域実験

2020年の東京オリンピックに向けて、東京都では環境先進都市としての施策の1つである、自転車シェアリング広域実験を2016年から開始しました。現在、千代田区・港区・新宿区・中央区・文京区・江東区・渋谷区の7つの区で自転車シェアリングを展開しており、それぞれ管理している自治体は違うが、区をまたがって利用できるようになっている。料金も1回会員から月額会員、1日パスと3種類設けており、利用者の生活スタイルに合わせて利用できる。月額会員であれば、30分以内の利用は何度借りても無料。

COGICOGI

COGICOGIは、主に東京・京都・福岡を中心に展開するシェアサイクルサービスです。半日は2,100円、1日は2,400円、2日間は3,600円とシンプルな料金設定。他のシェアサイクルサービスに比べ割高に思えますが、観光地やイベント時など、公共交通機関で移動がしにくい場合は自転車の方が使い勝手がよいかもしれません。また全ての自転車が、電動アシスト自転車になっているので、スイスイ走れて負担も軽減されます。

ドコモ ・バイクシェア スマートシェアリング

ドコモ ・バイクシェア スマートシェアリングは、NTTドコモの持っている広いモバイルネットワークを使った自転車のシェアリングサービスとなっています。専用アプリから自転車を借りることができるこのシステムを、地方自治体やマンション管理者、他のシェアサイクル事業者にシステム提供やコンサルティングを行っています。スマホだけでなくICカードやおサイフケータイにも対応しており、どなたでも簡単に利用できます。現時点では都内10区をはじめ、一部地域にしか設置がされていませんが、徐々にシェアを拡大することでCO2削減や地域・観光の活性かを目指しています。

HELLO CYCLING

ソフトバンクがOpenStreet社と提携してスタートした「HELLO CYCLING」は、東京都内を中心に展開しているシェアリングサービスです。スマホやパソコンから、利用できる拠点を検索してそのまま予約ができ、決済もそのままOK。月額費用などはなく、料金は使った分だけで24時間以内であれば上限金額を最大として、それ以上の請求はありません。24時間を超えると、また時間単位で加算されます。まだ設置場所は少ないですが、今後ソフトバンクのネットワークを使って、シェアを広げていくとのこと。

Mobike

中国で生まれた世界最大級の自転車シェアリングサービスであるMobikeは、2017年夏に日本での事業を開始しました。まずは北海道で開始し、全国展開を視野に入れて進めていくようです。Mobikeは、目的地まで歩くには遠いけど、タクシーなどを使うほどでもないという「ラストワンマイル」問題の解消を目指している。自転車には電子錠が取り付けられており、ロックを解除するには専用のQRコードを読み取る必要がある。また日本での業務を請け負っているモザイクジャパンは、LINEと資本業務提携を結び、2018年以降にはLINEアプリとのサービス連携を進めると発表しており、利用者がスムーズに自転車を使えるようになるので、エリアの拡大とともに利用者も一気に増えていくでしょう。

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まとめ

自転車のシェアリングサービスは、主要都市部だけでなく地方都市にも少しずつ広がってきています。ご紹介したもの以外にも、地方自治体が観光地での利用を促進したシェアサイクルや、セブンイレブンがドコモやソフトバンクと提携して店舗に設置したりなど、種類はさまざまです。

さらに2018年には、メルカリが「メルチャリ」というシェアサイクルを始めるほか、DMM.comも「DMM Share bike」をスタートさせると発表するなど、シェアサイクル事業が活発化していくでしょう。