世界最大級「Mobike(モバイク)」上陸で、広がる自転車シェアリングサービスとは

オフィスや宿泊施設など、さまざまなシェアリングサービスが広がっている昨今、新たに街中に自転車を設置して、自由に利用できるシェアサイクルが数多く展開されてきています。歩くには遠いけど、タクシーを使うのも・・・という「ラストワンマイル」な状況に適したシェアサイクル事業。その中でも、世界最大のシェアリングサービスが、昨年ついに日本にてサービスが開始されました。中国で生まれたそのサービスの名前は「Mobike」です。

スマートロックを利用した、世界最大のシェアリングサービス「Mobike」のサービスとは、一体どのようなものなのでしょうか。詳しく解説します。

世界最大級の自転車シェアリングサービス「Mobike」

中国・北京で2015年に生まれた、自転車シェアリングサービス「Mobike」は、中国の数十もの都市で自転車シェアリングを広げていき、2016年には上海が世界最大の自転車シェアリング都市になるほど。その後2017年に入ってから、中国以外の国や地域にも広がっていき、シンガポールやイギリス、イタリアなどで事業を展開。2017年8月には、北海道札幌市で日本初のMobike事業をスタートしました。

中国では、ルールに則っていれば自転車の乗り捨てが可能ではありますが、放置自転車問題が重要視される日本では、協力してくれる企業の駐輪スペースへが、利用・返却の拠点として決められています。

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「Mobike」利用のカギはスマートロック!

シェアサイクルサービス「Mobike」の利用には、スマートロックが使われています。スマートロックであれば、キーボックスなどを用意する必要もなく、キーチェーンで繋げている自転車の盗難なども防ぐことができます。スマートフォンを使って解錠できるだけでなく、事前にアプリから希望場所の「Mobike」を予約しておくことも可能です。

利用するには「Mobike」の専用アプリをダウンロードし、まず500円のデポジットをクレジットカードなどの決済方法を登録のうえチャージします。アプリを起動したら、周辺にある「Mobike」車両の位置が、地図上に表示されます。自転車が置かれているところに付いたら、自転車の本体に付いている2つの2次元バーコードを読み取ることで、ロックが自動で解除されます。自転車を返却する際は、駐輪スペースに停めてロックをかける。なお返却時のロックは、手動となっています。

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LINE×Mobikeで日本のシェアサイクルを動かす?

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000916.000001594.html

2017年12月、Mobikeは日本国内でのシェアサイクル事業拡大に向けて、メッセージアプリ「LINE」と業務資本提携を結ぶことを発表しました。一般ユーザーから企業まで、日本において欠かせないツールとなった「LINE」と提携することで、LINEアプリから「Mobike」の予約や利用が出来るようになる。これにより「LINE」が持っている、7000万人を超える利用者が「Mobike」に活用できるようになるといい、さらに官公庁や企業などとのネットワークを活かして、インフラ整備も手掛けていくことで「Mobike」の拡大を目指していくとのこと。

「LINE」は、もともとシェアリングサービスとの相性が良いと考えていたそうで、2020年の東京オリンピックに向け、日本国内が大きく整備されていく中で、積極的な事業参入を目指すためにも「Mobike」との連携を提案したのだそう。若い人から年配の方まで、多くの方が利用しているLINEで「Mobike」が予約できるようになれば、よりシェアサイクルが身近なものとなると思います。

日本でも増えているシェアサイクル事業

実は「Mobike」以外にも、さまざまなシェアサイクル事業が日本で展開されています。

東京都の自転車シェアリング広域実験

2020年の東京オリンピックに向けて、東京都では「自転車シェアリング広域実験」を行っています。環境先進都市としての施策の1つである、この実験は2016年から開始しました。現在は千代田区・港区・新宿区・中央区・文京区・江東区・渋谷区の7つの区で自転車シェアリングを展開しており、それぞれ管理している自治体は違うものの、区をまたがって利用できるようになっています。利用料金も1回限りの会員から月額会員、1日パスと3種類設けており、利用者の生活スタイルに合わせて利用できる。そこに住む人だけでなく、旅行者にも気軽に利用できるようなシステムとなっています。ちなみに月額会員であれば、30分以内の利用は何度借りても無料。

メルチャリ

人気フリマアプリ「メルカリ」が2018年から開始した自転車シェアリングサービスが、メルチャリです。第一弾として、2018年2月27日に福岡市内でサービスを開始しました。まだ開始したばかりですが、博多駅周辺や繁華街を中心に設置が進んでいます。福岡での運用を踏まえて、徐々に全国展開していくようです。メルチャリの面白い点として「お手伝い」システムがあります。放置された自転車をポートに戻したり、自転車の故障個所を撮影してアプリから報告したりすれば、マイルが付与されるというもの。こうして利用者みんなで協力してもらう点が、メルチャリの大きな特徴となっています。

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まとめ

自転車シェアリングの「Mobike」が、世界最大のサービスまで大きくなったのは、やはり自転車大国である中国だからこそではないでしょうか。排気ガスの排出もなく、健康的でエコな自転車の活用は、中国や日本だけでなく世界中で広がっています。交通手段を使うほどでもなく、タクシーを使うにはお金がもったいない、そんな時にピッタリな自転車シェアリングで、普段使いから観光まで手軽に使えて便利ですね。

今後も「DMM.com」が自転車シェアリングサービスに参入を発表しているなど、さまざまな企業がシェア事業に入ってくると思います。あなたの街がシェアサイクルで溢れる日も近いかもしれませんね!